今日は美浜店の整備士の高重(たかしげ)こと、シゲゴリ君が修理で体験した出来事を助手の大城がご紹介します。
皆さん、お出かけ前に愛車のエンジンが掛からなくてヤバイと思った経験は1、2度あると思います。
その多くの原因はバッテリーの寿命ですが、その他の例で燃料タンクがあります。
「燃料タンク?????」
何が?と思われるでしょうが事例を上げます。
事例①
ある雨の日、美浜店にお客様から電話があり、エンジンが急に掛からなくなった、原因はバッテリーでは無いようです。
お店の近くに居るので来てほしい・・・お店の状況に余裕があったので牽引ロープを使用して美浜店まで移動。
点検・バッテリー電圧OK/プラグOK/スタータOK/燃料ポンプOK/燃料満タン!
シゲゴリ君「お客様、どのような状況でこうなりました?」
お客様「燃料を満タンにしてお店によって帰ろうとしたら」
・・・シゲゴリ君(まさか!)燃料キャップを開けて臭いを嗅ぐとガソリン車なのに軽油のにおいがする!
お客様に了承を得て、全燃料を抜くと薄い黄色い液体が出てきました(ガソリンは、薄い赤色)。
そうです、お客様は、セルフのガソリンスタンドで間違って軽油(ディーゼル)を入れて走行して運良くお店までは着いたのでした。
ガソリンの色ではないですね・・・
シゲゴリ君は燃料を抜いた後にタンク内を洗浄してガソリンを給油してキーを何度も回し、アクセルを踏んでエンジンが掛かるまで繰り返しました。
エンジン内部に少量の軽油が残っているのでエンジンが始動しても白煙がマフラーから出ます。
給油時、燃料の確認をお願いします。
最悪エンジンが壊れる恐れがあります。
事例②
燃料キャップは大事な部品です!
エンジンが掛からない車がレッカーで納車、シゲゴリ君、燃料ポンプの異常を確認して、ポンプをはずすと茶色い物体がポンプに詰まっている。
タンク内を見ると茶色の浮遊物?
・・・サビが燃料の中に発生していました。
サビの原因は、お客様が燃料キャップを無くしてそのまま、数ヶ月も車を使用、雨水がタンク内に少量たまりサビ発生、サビが燃料ポンプに詰まり部品が駄目に、エンジン掛からず、の流れの故障でした。
キャップは大事です。
燃料確認、キャップの締め確認をお願いします。
安全と安心走行でお車を大事に乗りましょう。
実際、煙が凄かったです。
燃料ポンプです↓
燃料タンクです↓
修理一筋、シゲゴリ君!また、次回まで!さようなら。
記事担当:石油事業部 北谷美浜店 大城
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