こんにちは。南部営業所の宜保です。
今回は、中核充填所の訓練を行いましたのでその様子をお届けしたいと思います。
そもそも「中核充填所」とは、災害時にも自立的に稼働できるよう国が定める設備を保有している充填所の事で、弊社 南部営業所は中核充填所となっております。
中核充填所の訓練は、石油の備蓄の確保などに関する法律(備蓄法)に基づき、石油ガス輸入業者や石油ガス販売事業者が、大規模災害発生時に互いに協力してガスの供給を行えるよう中核充填所にて実施されています。
訓練の流れは以下の通りです。
① 地震発生
② 充填所の被災状況の確認
③ LPガス発電機により充填所の機能復活
④ 衛星電話を活用した情報伝達
⑤ 他充填所からの支援要請によるLPガス充填
⑥ 市町村から災害対策本部を通じて要請された避難所へのLPガス供給及び発電機の提供
隊長の指示を受け、充填所の被災状況の確認作業に取り掛かります。
ガス漏れがないか検知器を使用し、入念にチェックしていきます。
被災状況の確認が完了、隊長へ報告し次へ進みます。
充填所の停電状態を仮定し、ガス発電機を稼働させ、充填所の機能復活を行います。
災害時に停電が起きた場合でも、中核充填所はガス発電機設備があるので、ガスを燃料に発電して充填所の機能を維持することができます。
発電機稼働後は、隊長への報告、衛星電話での情報伝達、要請によるLPガス充填、LPガス供給及び発電機提供を行い、訓練終了となります。
地震や津波、風水害など、災害はいつどこで発生するか分かりません。
災害に備え様々な想定をした訓練をすることは、二次災害の防止やLPガスの安定供給に繋がっていきます。
今後も訓練の実施や参加等でLPガスの安定供給に努めて参ります。
記事担当:ガス事業部 宜保
ガス事業部は、生活における熱エネルギーの中心である安全で安定した“LPガス供給”で皆さまの暮らしをサポートします。また、皆さまの生活の質の向上をサポートするため、ガス機器・水まわり商品・厨房機器・空調機器・家電の販売や施工からリフォームまで、幅広く皆さまに貢献いたします。