こんにちは、ガス事業部中部営業所の屋宜です。
今回は、お客様から急にガス衣類乾燥機の電源がつかなくなったと連絡があったので、その原因と修理内容を紹介したいと思います。
まず原因を調べ、原因を特定したら修理を行っていきます。
①コンセントの確認 → 問題なし
(掃除や乾燥機を動かした時など、誤ってコンセントが抜けている場合があります)
②ブレーカーの確認 → 問題なし
(ブレーカーが落ちていて、電気がコンセントまできていない場合があります)
※①②まではお客様でも可能な確認作業ですが、③以降からは道具を使い乾燥機の中を開けての作業になりますので、専門業者に作業は任せてください。
③コンセントの電気がAC90~110Vあるか確認 →問題なし
(乾燥機に必要な電気がきていない場合があります)
④電子操作基板の確認 → 結露により基板全体が濡れていたので、恐らく基板の故障が考えられます。
⑤部品(基板)の取替
左が取替前、右が取替後の部品となっております。取替前の部品は結露によりサビている部分が数カ所ありました。
⑥試運転
基板の取替後、電源が入るかを確認したところ、電源が入るようになりました。
運転を行い、赤い燃焼ランプの点灯(正常作動)が確認できた為、乾燥機の修理は以上になります。
今回の原因は基板が結露により故障していたことでした。
結露が発生する要因として、以下が挙げられます。
1. お風呂あがり等の水蒸気をガス乾燥機の給気口から吸い込んでしまい結露してしまった
2. 室内と室外の温度差があり、結露してしまった ※ガス乾燥機には排気口があり外気と繋がっています。その為、気温が高い時に長時間クーラーをつけっぱなしにした場合、このような症状が起こる場合があります。
また、以下が結露対策となります。
1. 風呂あがり等、水蒸気がこもっている間は乾燥機を運転しない
2. 脱衣所のドアを閉めて、乾燥機を冷気にさらさない
3. 部屋の換気口は閉め切らない(部屋の空気の出入口が乾燥機の排気口のみになってしまう為)
4. ダンパー付排湿口ガイドを取付ける(こちらの部品を取付けることにより、排気ダクトから外気が逆流するのを防ぐ効果があります)
通常、エラーが起きた場合、エラーの内容を示す番号がデジタル表示されます。
(今回のような電源が入らない場合は確認できません)
修理問い合わせの際、デジタル表示番号をお伝え頂くとスムーズに修理対応できますので、ご確認の程宜しくお願い致します。
これから梅雨の時期に入り、洗濯物を外で干せない日が増えると思います。
そんな時ガス乾燥機があれば、ガスの力でスピード乾燥でき、家事の時短や、部屋干しの際の嫌な生乾き臭をカットすることができます。
興味のある方、少しでも気になる方は是非ご連絡ください。
記事担当:ガス事業部 屋宜
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