皆様こんにちは、ガス事業部 中部営業所の比嘉です。
今回は、ガス供給先に設置しているガスを貯蔵する大きな容器「バルクタンク」の20年期限が近づいてきましたので、その取替工事の様子をお伝えしていきます。
そもそも何故20年経過すると取替える必要があるの??
バルクタンクは法令により「製造後の経過年数が20年以下の物は20年、製造後の経過年数が20年を超える物は5年を検査周期として、再検査を行う」と規定されており、20年を迎える前に、『①バルクタンクを新しいものと取り替える』、または、『②定期的な検査を受け続ける』といった対応が必要となります。
ガス使用量に応じて、『③バルクから50kgボンベへ変更する』こともありますが、今回の現場はバルクタンクの取替を行いました。
まず初めに、バルクタンクを設置している施設のフェンス周りに草木が生い茂っていたので清掃を行います。
次に、バルクタンクを取り替えするために、貯蔵施設の屋根を剥がしていきます。
屋根の鋼材やバルクタンク等、人の力では動かすことが困難な重量のため、大型クレーンが登場です。
クレーンで吊り上げ、古いバルクタンクを撤去します。
次に、新しいバルクタンクを搬入します。
古いバルクタンクは横型で、新しいバルクタンクは竪型になっていますが、どちらも同じ容量(980kg)です。
新しいバルクタンクを搬入した後は、屋根を新しい物に変えていきます。
新しいバルクタンクに配管を繋ぎ、ガス漏れが無いか点検を行い、全ての作業が終了となりました。
施設の周りもキレイになったように感じます。
バルクタンクの取替え工事は、クレーン車での吊り上げもある工事ですが、全員で安全に注意しながら工事を行い、無事に終えることができました。
過去の記事では、他現場のバルク取り替えも掲載していますので、是非そちらもご覧ください。
今後もお客様に安全にガスをご利用いただけるよう、法令を遵守し、安定供給に努めていきたいと思います。
記事担当:ガス事業部 比嘉
ガス事業部は、生活における熱エネルギーの中心である安全で安定した“LPガス供給”で皆さまの暮らしをサポートします。また、皆さまの生活の質の向上をサポートするため、ガス機器・水まわり商品・厨房機器・空調機器・家電の販売や施工からリフォームまで、幅広く皆さまに貢献いたします。