2018年12月14日(金)、豊見城市にある弊社の南部営業所にて「平成30年度沖縄県LPガス中核充填所等稼働訓練」を実施しました。
本訓練の目的は、災害時におけるLPガスの安定供給を確保するための石油備蓄法に規定する「災害時石油ガス供給連携計画」に基づき、大規模災害発生時等において、被災地域等に対し、中核充填所により、迅速かつ的確にLPガスを安定供給できるよう、関係機関相互に連携して供給共同体制を構築する事です。
訓練開始時間になると、会場にはたくさんの見学者が集まっていました。
・参加者及び見学者
LPガス中核充填所稼働訓練の「中核充填所」とは、災害時にも自立的に稼働できるよう国が定める設備を保有している充填所の事です。
全国で344ヵ所、沖縄県内においては弊社を含めて7ヵ所が指定されています。
県内の中核充填所(7ヵ所)
・㈱白石 南部営業所/豊見城市
・㈱東江ガス 中部支店/うるま市
・マルヰ産業㈱ 中部支店/沖縄市
・宜野湾ガス㈱/宜野湾市
・浦添ガス工業㈱/浦添市
・㈱りゅうせきロジコム/浦添市
・㈲島三産業 長山基地/宮古島市
10時55分、訓練開始時間になり訓練スタートです。
・地震発生後の充填所安全点検(被災状況の確認)
今回、沖縄本島南東沖を震源とするマグニチュード6・最大震度5強の地震が発生し、家屋の倒壊、道路網の寸断、大規模な停電が発生したと仮定した訓練が行われました。
訓練の流れは以下の通りです。
①地震発生
②充填所の被災状況の確認
③LPガス発電機により充填所の機能復活
④衛星電話を活用した情報伝達
⑤他充填所からの支援要請によるLPガス充填
⑥市町村から災害対策本部を通じて要請された避難所へのLPガス供給及び発電機の提供
・避難所へのLPガス供給及び発電機の提供
豊見城市からの災害対策本部を通じた要請に応じて「避難所へのLPガス供給及び発電機の提供」を行います。
中核充填所は、災害発生時にも配送ができるようにLPガス自動車とLPガス自動車へ燃料を充填する設備(ディスペンサー)が備えられています。
・閉会式
訓練後の閉会式にて、内閣府沖縄総合事務局の引野課長様からの講評、沖縄県LPガス第九地域連絡協議会の森永部会長様および現地災害対策本部長の弊社 山田常務取締役より閉会の挨拶をいただき、訓練終了となりました。
訓練の終了後は、炊き出し訓練や試食、LPガス発電機の説明等が行われました。
・炊き出し訓練(ハイゼックス米)
炊き出し訓練では、ハイゼックスという強化ポリエチレンの袋が紹介されました。
袋にお米と水を入れ、ゆでる事でご飯を炊くことができます。
袋が細長い形状なので、お箸や器が無くても手を触れずに食べることができる衛生面にも優れたものでした。
・弊社 訓練参加メンバー
準備に携わっていただいた皆様、訓練参加者の皆様、本当にお疲れ様でした!
また、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
地震や津波、風水害など、災害はいつどこで発生するか分かりません。
災害に備え様々な想定をした訓練をすることは、二次災害の防止やLPガスの安定供給に繋がっていきます。
今後も訓練の実施や参加等でLPガスの安定供給に努めて参ります。
記事担当:ガス事業部 仲本
ガス事業部は、生活における熱エネルギーの中心である安全で安定した“LPガス供給”で皆さまの暮らしをサポートします。また、皆さまの生活の質の向上をサポートするため、ガス機器・水まわり商品・厨房機器・空調機器・家電の販売や施工からリフォームまで、幅広く皆さまに貢献いたします。