給油計量機をリニューアルしました

今回は、波之上店にある18年間働いてくれた3つの計量機が、新しくリニューアルされることになりました。

まず計量機とは、燃料を給油する時に使用する機械（ポンプ）の事です。
こちらが計量機です。

もう少し詳しく説明しますと、

①安全継手 → 車の給油口にノズルを差し込んだまま車が発進した場合や計量機の倒壊やホースの切断による、油の流失を防止・遮断する重要部品
②ホース → 操作性の良い柔軟性のある耐油性のゴム素材で出来ている
③メーターパネル → 給油数量や金額が表示されるパネル
④ノズル → ノズルパイプ先端の検知孔が満タン油面や泡でふさがると空気の流れが遮断を検知し、ノズル内部の弁を閉め油の吐出を止めるオートストップ機能が内蔵されている
⑤スイベルジョイント → ノズルスイベルはノズルを軽く動かしたり、車の給油口に無理なく差し込めるよう回転自在に作られた継手
⑥計量機内部

続いては、サービスステーションで働いていないとなかなか見る機会の無い計量機の内部をお見せします！

計量機内部 → 内部はこちら。

①流量計 → 給油した量を測ります
②モーター → ポンプを回転させます
③Ｖベルト → モーターの回転をポンプに伝えます
④ポンプ → 地下タンクからの油を吸い上げます
⑤フレキパイプ → 地下配管とポンプを繋ぎます
⑥ピット → 計量機下部の溜升で漏れた油の流出を防ぎます

少し説明で長くなりましたが、ここまでが計量機について。

ここからはメインの計量機入替えの様子をご覧下さい！

こちらが18年間お世話になった旧計量機です。

近くで見ると錆や劣化が目立ちます。

雨の日も風の日も地域の皆様に安全に燃料を供給できたのも全て、この計量機のおかげです。
まずは感謝の気持ちを込めてお礼をします。
18年間お疲れ様でした。

これから計量機の取り外し作業に入りますが、ここで二人のスペシャリストをご紹介します。

まずは計量器メーカー富永製作所の末吉所長です。

これぞ熟練職人の技、手際よく分解して行きます。

18年間共に働いてきた計量機があっと言う間に切り離されていきます。

次にポス（給油をセットする機械）メーカーパイオニア電設の渡慶次さん。

ポスのことなら何でもお任せのエンジニアです。
こちらも出際よくポスと計量機を切り離します。

切り離しが全て終わるといよいよ計量機の撤去です。
この工程が一番緊張します！
クレーンで旧ポスの吊り上げのセットを慎重に行います。

セットが完了するといよいよ吊り上げです。
末吉所長が真剣な面持ちで確認を行いながら、吊り上げの指示を出していきます。

細部にわたり異常がないかを確認する末吉所長と渡慶次さん、こちらまで緊張感が伝わってきました。

撤去後は清掃と新計量機取り付けの準備です。

計量機が取り外され配管が出てきました。
こちらも長年の汚れが貯まっていたので、入念に配管等を清掃します。

清掃が終わると取り付け準備完了です

ここでいよいよ新計量機の登場です。
真新しい計量機が光沢を放っています。

慎重に吊り上げセットに向かいます。
新旧計量機入替えの瞬間です。

パネルをはずし取り付けの準備開始！

取り外しの時と同様に末吉所長が入念に取り付け準備を行います。

セット完了です。

これで終わりではありません。
これから新計量機の接続に入ります！

ポスとの接続も完了です。

計量機が正常に作動するか、渡慶次さんがチェックを行います。

そして全ての計量機から正確に給油が出来るかチェックします。

全ての計量機が正常に作動したのを確認し作業終了！

最後はさんぴん茶でカンパイ。
末吉所長、渡慶次さん遅い時間まで作業お疲れ様でした。

こちらが新しくなった計量機です。
これからも地域の安全で安定した燃料の供給が出来る様、社会貢献に努めたいと思います。

新計量機での記念すべき第一号給油車両は私の自家用車でした。

記事担当：石油事業部 狩俣