アドブルーのコンテナのお色直しがありましたので、お得意先の㈱琉球バス交通 豊崎工場におじゃましました。
こんにちは㈱白石 石油事業部の伊禮門です。
さっそくですが、これが「アドブルーを保存するコンテナ」になります。
もともとカバーがついていましたが、長い年月潮風に耐え抜いてワイルドなお姿になった状態でしたので裸になってもらいました。
あッ!アドブルーをご存じない方もいらっしゃると思うので、少し、ご説明させて頂きたいと思います。
昨年ブレイクした歌手のAdoさんとは全く関係ありません(笑)
【アドブルー】とは、簡単に言うと「車輛のマフラーから排出されるガスを綺麗にするためのアンモニアが主成分の還元剤」です。
マフラー付近に搭載された尿素SCRシステムに有害なガスが通過する時、このアドブルーを噴射し化学反応でガスを無害な水と窒素に分解、クリーンな状態にして大気に排出します。
最近の大型ディーゼル車両には必須アイテムになっています。
というのも、1999年石原慎太郎氏が都知事に就任した際、東京都の「ディーゼル車NO作戦」が実施され、独自のPM排出基準を満たさないディーゼル車の域内走行禁止になりました。
その作戦は最終的に国が動き、法律が制定されるまでに。
今話題のSDGsの先駆けとも言えますね。
かなりざっくりですがお判りいただけたら嬉しいです(笑)
話をもどして…
お色直しの前に、少なくなったアドブルーを補充します。
そこで!
ご登場!成幸物流さん 大きいトラックです。
ガバッーーーと側面が開くんですよ!横ですよ。横!
テレビで見るゲリラ・ライブでしか見たことない画です。
テンション上がります。
横から開くことで設置されたコンテナにアプローチし易く、補充も楽々できます♪
トラックのコンテナに入ったアドブルーを補充先のコンテナに入れます。
1,000ℓで約20~30分かかります。
補充が終わりましたので、今回のメインイベント!
コンテナのカバーの取り付けです。
ジャーン!
ぷッ(笑) 保冷バックに入れられているように見えます。
宇宙服みたいにギラギラして肩パットまで入っています。
実はアドブルーは、日光や暑さに弱い為、屋外に設置する時は光を反射する素材のカバーが必要なんです。
ですので、新設されるところには写真の様に専用保管庫を作るところもあります。
写真は㈱琉球バス交通・那覇バス㈱ 豊見城営業所です。
先程も少し触れましたが路線・観光バス、ローリー、トラック等、大型のディーゼル車両にはアドブルーは必要不可欠なものです。
実は一昨年、アドブルーが全国的に在庫不足になった時期がありました。
その時は私も含め、関係する方はパニックに近い感覚になっていたと思います。
なにせアドブルーを使っている車両は、アドブルー無しでは走行できない仕組みになっているからです。
つまり、路線バスを始め、コンビニ、大型スーパー等の配達車両、多くの車両が走行できなくなります。
弊社のアドブルーは伊藤忠エネクス㈱様のものを取り扱っています。
この時は伊藤忠エネクス様の便宜もあり在庫切れを起こすことはありませんでした。
昨年の初めごろには在庫不足も解消され、安定供給にもどりましたが、本当に怖い思いをしました。
アドブルーは意外とみなさんが考えているより生活に密着したものだといえると思います。
この記事でアドブルーが少しでも多くの方に認識してもらえればな~と思います。
以上、アドブルーについての記事となります。
写真に写って頂いた㈱成幸物流のイケメン波照間さん、お忙しい中、ご協力頂き有難うございました。
※豆知識※
アドブルーを使用している車両はアドブルーが無いと走行できませんが、走行中にアドブルーが無くなっても止まることはありません。
ですが、エンジン停止後は始動ができなくなります。
伊藤忠エネクス株式会社 さんアドブルーのリンク先はこちら
https://www.itcenex.com/ja/business/detail/adblue/index.html
記事担当:石油事業部 伊禮門
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