沖縄県内の75歳以上の運転者による人身事故が、2015年は10年前に比べて約2倍に増えていることが県警のまとめで分かりました。
これは、加齢に伴い、視力・聴力・認知判断力や筋力など、身体機能が変化し、また、長年の「習慣」で危険な行動をとってしまうことが原因と考えられます。
高齢者の方を交通事故の「被害者」や「加害者」にならないために、どのような事を実践すれば未然に事故を防げるでしょうか。
先ず、事故のパターンを確認しましょう。
高齢者が被害を受ける事故のパターンで多いのが、夜間から明け方に(午後7~午前7時)かけての道路横断中の事故です。
特に道幅の広い国道や県道を横断中に事故が多発する傾向にあります。
この時間帯は、交通量が減る時間帯で車のスピードが上がる一方、前方不注意に陥りやすく、歩行者も渡るケースが多くなる為と考えられます。
次に高齢者の運転する事故で多いのが、
1.交差点での出会い頭の事故
2.右折時の事故
3.左折時の事故
の順位があげられます。
これらは、認知判断力や筋力の低下による操作の誤りが原因の一つと考えられます。
アクセルとブレーキの踏み間違いなどによる事故は、これにあたります。
さて、最近ニュースなどでよく聞くこの事故ですが、踏み間違いはどの様な時に多く起きるのでしょうか?
運転中にちょっと注意をそらすような出来事があると、誤操作が多くなるようです。
例えば、携帯が鳴り出したりだとか、物を落としたり、シフトレバーの入れ間違いなどがあります。
止まろうと思いブレーキを踏んだつもりが加速するので、パニックになりさらにアクセルを踏み込んでしまい事故になった、などです。
では、このような事故を防ぐ対策は?
最近の自動車は「自動ブレーキ」や「誤発進抑制機能」などが有り安全性も高くなっております。
しかし、この様な装置が社会全体の車両に装備されるにはまだまだ時間がかかります。
他には、今ある車両にボルトオンするタイプの左足用のペダル※1や、アクセルとブレーキペダルを一緒にしたワンペダル※2(右足を外側に倒すとアクセルで、踏み込むとブレーキ)などがあり事故の防止に役立っております。
※1
(操作に慣れるまで時間がかかるようですが、設置価格は安価)
※2
(個人的にはこの装置が踏み間違いを防止出来るように思いますが、価格は20万円前後するようです。)
ペダルの踏み間違いを防ぐ為に、
1.正しい運転姿勢を心がける。(オートマチック車の場合無意識に姿勢が崩れている場合があります。)
2.携帯の利用は避ける。
3.発進時、アクセル操作は慎重に行う。
4.運転に集中し、「ながら運転」はさける。
事故被害者にならない為に、
1.夜間の道路横断は出来るだけ横断歩道を利用する。
2.渋滞中の車両間よりの横断を避ける。
3.反射板付きの靴や、夜間目立つ服装を心がける。
などが、対策として考えられます。
最後に、事故に備えて損害保険は忘れずに加入しましょう。
記事担当:シライシ保険センター(有限会社ドウ) 仲村
弊社は、シライシグループの保険部門を担当する、有限会社ドウという保険代理店です。近年保険業界では、様々な保険商品が販売されております。お客様に万が一の事故や不測の事態が起こった場合、その様々な保険商品がお客様のご家族や生活を守ります。とは言え、現在ご加入の保険が今の生活に合った保険なのかリスクをカバー出来ているのか心配だと思います。そこで弊社ではリスクの洗い出し、リスクの再検証による保険の見直しを行っております。お客様が安心して生活出来るよう最良の保険をお勧めしております。お見積もりは無料ですので、お気軽に弊社へ保険の設計をご用命頂きたくご案内致します。お客様の安心生活を願って・・・