みなさんこんにちは。南部営業所の神里です。
今回は、お客様から「お湯が出ない」とのお問い合わせがあったので、その内容をご紹介したいと思います。
みなさんはお使いの給湯器のリモコンで、このような表示がでたことはありますか…?
お風呂と洗面台、キッチンもお湯が出ない。
「故障かな?」と思ったら、リモコンにエラーコードが表示されていないかご確認下さい。
温度が表示される部分に、設定した温度以外の数字が表示されていましたら、その数字がエラーコードです。
エラーが出た!給湯器が壊れた、どうしよう!と焦ってしまうかもしれませんが、エラーコードが表示されても給湯器の故障が原因とは限りません。
今回は「11」というエラーコードが表示されていました。
実はこの「11」は、よくお問合せ頂くエラーコードです。
「11」エラーは点火不良の意味であり、給湯器内部で点火できていない状態です。
その原因のほとんどは、ガスメーターの安全装置が働き、ガスが遮断されている事が原因です。
ということで、ガスメーターを確認してみます。
ガスメーターの表示部分に「ガス止」と表示されていました。
「ガス止」は、ガスが遮断されている事を表しています。
給湯器の故障ではなく、ガスが遮断された事により、給湯器の点火ができなかったのです。
では、なぜガスが遮断されたのでしょうか。
原因もガスメーターの表示で確認する事ができます。
ガスメーターには「BC」と表示されていました。
この表示は「ガス漏れ警報器が作動した」または「地震による揺れを感知した」事で、ガスを遮断したという表示です。
お客様に確認したところ、今回は「ガス漏れ警報器の近くで殺虫剤スプレーを噴霧した」事が原因でした!
殺虫剤スプレーの中にはLPガスが含まれている事があります。
今回ガス漏れ警報器が殺虫剤に含まれるガスをしっかりと検知して、安全のためにガスを遮断したのでした。
原因がわかったので、すぐに復帰作業を行い、しっかりお湯が出てきました。
リモコンのエラー表示もなくなり、きちんと温度が表示されています。
今回のように、給湯器にエラーが出たとしても、給湯器の故障とは限らず、安全装置が作動してガスが遮断している場合があります。
エラーが出ても慌てずに、ご連絡ください。
また、エラー内容やガスメーターを確認して頂く事で、今回のように原因が分かる場合がありますので、チェックして頂けると不安が解消されるかと思います。
お客様に安心・安全にガスを使用して頂けるよう努めてまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。
記事担当:ガス事業部 神里
ガス事業部は、生活における熱エネルギーの中心である安全で安定した“LPガス供給”で皆さまの暮らしをサポートします。また、皆さまの生活の質の向上をサポートするため、ガス機器・水まわり商品・厨房機器・空調機器・家電の販売や施工からリフォームまで、幅広く皆さまに貢献いたします。