沖縄クライシス（危機）

沖縄県といえば、長寿県というイメージがありますね。
実際、1975年では男女とも長寿日本一になっております。

それから数年間は男女とも上位にランクしておりましたが、2002年「全国都道府県別平均寿命ランキング」で沖縄県男性のランクが前回の4位から26位に転落「長寿日本一」を誇った沖縄県民に大きな衝撃を与えました。全国の医療・栄養学関係者はこれを「沖縄クライシス」と称して原因の究明に乗り出しています。

当初沖縄県は食生活の欧米化が早く脂肪摂取量が多かったので、脂肪の取りすぎが原因とされました。

ところが、平均寿命が上位だった頃の沖縄県の脂肪摂取量は全国平均よりも多く、平均寿命が転落したころから脂肪の摂取量は減ってきているのです。

脂肪の取りすぎから、肥満になり心疾患・脳血管疾患で死亡率が上がったという事では無いようです。

沖縄県の平均寿命を押し下げている原因は
・肺疾患
・肝機能障害
・自殺
などが上位にあげられます。

男性の平均寿命が急激に変化した事や、上記の死亡の原因等から考えてみるとストレス社会の特徴だと思われます。
アルコールやたばこの量、肥満についてもストレスによるものと考えられます。

さて、沖縄県の長寿を取り戻すために、

食事はバランスよく、無理なダイエットはやめましょう。
運動は毎日少しずつ。
アルコール、たばこの量は減らしましょう。
ストレスを溜め込まないよう、発散できる趣味を持つのもいいかもしれません。

終わりに
それでも、病や事故は突然襲ってきますので、万が一に備え、生命保険や医療保険に加入する事もお忘れなく。

記事担当：シライシ保険センター（有限会社ドウ） 仲村