沖縄県でも、自転車の利用が多くなってきております。
自転車はその気軽さや便利さ車両自体の価格の安さなどがその理由と思われます。
その自転車の利用が活性化する一方で様々な事故が発生しているのも事実です。
自転車のリスクは、
1. 他人にケガを負わせるリスク
2. 他人の物を壊してしまうリスク
3. 自分のケガのリスク
があります。
自転車を利用の際はこの3つの事故リスクがある事をしっかりと認識しましょう。
自転車事故で問われる責任
自転車だから大丈夫。事故を起こしても大事にはならない。
と思っている方もいると思いますが、道路交通法上、自転車は車両の一種(軽車両)です。
法律違反をして事故を起こすと、刑事上の責任や民事上の損害賠償責任も発生します。
こんな事故もありました。
男子小学生(11歳)が夜間帰宅途中に自転車で走行中、歩行中の女性(62歳)と正面衝突。
女性は頭蓋骨骨折等の重傷を負い、意識が戻らない状態となった。
(神戸地方裁判所、平成25年7月4日判決)
裁判では加害者に9,521万の支払いが命じられました。
自転車事故でも被害の大きさによっては数千万の賠償金を支払わなければならない場合もあります。
この賠償責任は未成年といえども責任を負うことになります。(実際は親の責任となりますが・・・)
また、自転車事故にあって負傷した人の数をみると、小学生~高校生の年齢層がもっとも多く、
死者数は70歳以上の高齢者が圧倒的に多くなっております。
さて、このようなリスクを避けるために以下の事に注意しましょう。
自転車利用中は安全ルールを守りましょう。
1. 二人乗りはしない
2. 夜間はライトを点灯する
3. 信号を守る
4. 一時停止と安全確認をしっかり行う
5. 携帯電話・イヤホンは使用しない
6. 傘さし運転はしない
7. 高齢者の近くを走行する場合は充分に注意をはらう
また、2013年6月に交付された改正道路交通法では、
自転車で路側帯を走行する際に進行方向左側の通行を義務づけています。
もし違反した場合は「3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金」の懲罰を受ける可能性も出てきました。
ルール遵守の意識が高まる事が期待されます。
最後に・・・
事故が起きないよう、安全確認を徹底しましょう。
自転車の利用にはリクスがある事を認識しましょう。
自転車の賠償リスクや傷害リスクは損害保険でカバー出来ます。
自転車を利用の際は、損害保険に必ず加入しましょう。
記事担当:シライシ保険センター(有限会社ドウ) 仲村
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